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第一種衛生管理者

第一種衛生管理者は独学でも受けられる。受験資格(実務経験)、2種との違い、勉強時間の目安は100〜200時間【公式データと講座各社の目安】

資格の虎編集部・公開 2026/11/03

第一種衛生管理者資格の虎

第一種衛生管理者は独学でも受けられる

安全衛生技術試験協会の発表から

  • 結論: 独学でも受けられる。先に受験資格を確かめる
  • 受験資格: 学歴ごとに必要な実務経験の年数が違う
  • 第二種との違い

この記事の結論

2025年度の合格率

46.8%

勉強時間の目安

100〜200時間

出題の数(第二種は30問)

44問

合格率と出題の数は安全衛生技術試験協会の発表。勉強時間はアガルート・アルク資格比較・シカクト(マイナビ)の公開ページの目安

  • 講座を受けることは条件ではないが、労働衛生の実務経験(大学などの卒業後1年以上、高校の卒業後3年以上など)と事業者証明書が必要。第二種より有害業務の問題が多く、44問・3時間。
  • 勉強時間の目安は「約100時間」とするサイトが多く、アルク資格比較は「100〜200時間(1日1時間で3〜6か月)」。第二種(約60時間)より長い。
  • 2025年度の合格率は46.8%。11月4日から1日1時間なら、100時間は2027年2月11日ごろに終わる(当サイトの計算)。第二種を持つ人は「特例第一種」(2科目・2時間)を受けられる。
第一種衛生管理者難易度3.0合格率 46.8%次の試験 2026年11月15日まとめを見る ›

1. 結論: 独学でも受けられる。先に受験資格を確かめる

第一種衛生管理者の試験は、講座を受けることが受験の条件ではありません。合否は科目ごとの点数と合計の点数で決まります。この意味で、独学で受けて合格を目指すことはできます。

ただし、受けるには労働衛生の実務経験が必要です。独学か講座かに関係なく、実務経験がない人は受けられません。また、安全衛生技術試験協会の発表には、独学か講座かで分けた合格率はありません。ここでは、公式に分かる試験のデータと、講座・学習サイトが公開している勉強時間の目安から、独学で準備するときの目安をまとめます。

2. 受験資格: 学歴ごとに必要な実務経験の年数が違う

協会の「第一種・第二種衛生管理者の紹介」には、受験資格が学歴などの区分ごとに書かれています。主なものは次のとおりです。

学歴など必要な労働衛生の実務経験
大学・短大・高専を卒業卒業後1年以上
高校・中等教育学校を卒業卒業後3年以上
学歴を問わない場合10年以上

ほかにも、専修学校・職業訓練・外国の学校などの区分があります。自分がどれに当たるかは、協会のページで確かめてください。

申し込みには、実務経験を証明する「事業者証明書」を付けます。勤め先に書いてもらう書類なので、早めに頼んでおくと安心です。

3. 第二種との違い

衛生管理者になれる職場

第一種
すべての業種(製造業・建設業・医療業なども)
第二種
有害業務との関わりが少ない一定の業種だけ(情報通信業・金融保険業・卸売小売業など)

出題

第一種
44問
第二種
30問

労働衛生

第一種
17問(有害業務10問・それ以外7問)
第二種
10問(有害業務を除く)

関係法令

第一種
17問(有害業務10問・それ以外7問)
第二種
10問(有害業務を除く)

労働生理

第一種
10問
第二種
10問

試験時間

第一種
3時間(13:30~16:30)
第二種
3時間(13:30~16:30)

2025年度の合格率

第一種
46.8%
第二種
48.7%

有害業務とは、体に害のある物や環境の中でする仕事のことです。第一種は、この有害業務についての問題が増えるぶん、範囲が広くなります。

第二種の免許を持っている人は、有害業務の問題だけの「特例第一種衛生管理者免許試験」を受けられます。科目は労働衛生(有害業務)10問と関係法令(有害業務)10問で、試験時間は2時間(13:30~15:30)です。この場合、受験資格を証明する書類は要りません(第二種の免許証の写しを付けます)。

4. 第一種衛生管理者試験の基本

項目内容
主催安全衛生技術試験協会(厚生労働大臣の指定試験機関)
試験時間3時間(13:30~16:30)。科目の免除を受ける人は2時間15分
合格基準科目ごと(有害業務とそれ以外に分かれる科目は、その範囲ごと)に40%以上で、合計が60%以上
受け方全国7つのセンターと東京・大阪の試験場で、それぞれ決まった日に行う筆記試験
試験手数料8,800円(非課税)。受験票が出た後は返ってこない

合計で60%を超えても、1つの範囲が40%に届かないと合格になりません。第一種は労働衛生と関係法令が「有害業務」と「それ以外」に分かれているので、5つの範囲それぞれで40%以上が必要です。

5. 難易度: 当サイトの基準で★3.0

当サイトの難易度は、どの資格も合格率だけから同じ式で出しています(星の数 = 1 + 4 ×(90 − 合格率)÷ 85)。第一種衛生管理者は、2025年度の全国の合格率 46.8%(受験者66,401人・合格者31,046人、協会の発表)から、5点中3.0 です(当サイトの計算)。

2023〜2025年度の合格率は、46.0%・46.3%・46.8%でした。くわしくは第一種衛生管理者の合格率の記事にまとめています。

6. 独学だとどのくらい時間がかかるか

勉強時間に公式の数字はありません。講座・学習サイトが公開している目安は次のとおりです(2026年11月1日に各ページで確認)。

サイト書かれている目安
アガルート「勉強時間の目安は約100時間(知識がない場合は4〜6ヶ月程度。関連する実務経験があれば50〜80時間程度)」
アルク 資格比較「第一種 100〜200時間(1日1時間で3〜6か月)」
シカクト(マイナビ)「一般的に100時間程度の勉強時間が必要」

約100時間とするサイトが多く、アルク資格比較は100〜200時間です。同じサイトの第二種の目安(約60時間)より長くなっています。関連する実務経験があると短くなる、とするサイトもあります。

7. 何を用意するか

  • 受験資格を確かめる:実務経験の年数は学歴で違います。「事業者証明書」を勤め先に用意してもらいます。
  • 試験の範囲を確かめる:労働衛生・関係法令・労働生理の3科目で、労働衛生と関係法令には有害業務の問題があります。
  • 受けるセンターと日程を決める:試験日はセンターごとに違います。東京試験場は、2026年12月に9回、2027年1月に5回、2月に10回、3月に11回の試験があります。
  • 試験手数料:8,800円です。

8. 試験日の選び方(目安)

申し込みは、オンライン申請なら試験日の2か月前から14日前までです(定員になると締め切り)。勉強が終わる時期から逆算して試験日を選びます。

2026年11月4日に始めた場合、勉強時間が終わる日の目安は次のとおりです(毎日同じ時間勉強した場合)。

100時間

1日1時間
2027年2月11日ごろ
1日2時間
2026年12月23日ごろ

200時間

1日1時間
2027年5月22日ごろ
1日2時間
2027年2月11日ごろ
  • 例えば東京試験場の 2027年2月15日 の試験を目指すと、試験の前日まで103日です。100時間なら1日約1.0時間、200時間なら1日約1.9時間です。オンライン申請は14日前(2月1日)までです。
  • 東京試験場の 2027年1月23日 の試験なら、前日まで80日なので、100時間で1日約1.2時間です。オンライン申請は1月9日までです。
  • どの数字も、上の勉強時間の目安を日数で割った当サイトの計算です。試験日は、受けたいセンターの「試験日程」で確かめてください。

9. 講座を使うかの考え方

  • 有害業務や労働生理を初めて学び、一人で範囲を整理するのが不安なら、講座も選択肢です。
  • 受けたい試験日まで日が少なく、1日1〜2時間の勉強時間を取るのが難しいなら、講座も選択肢です。

10. 関連ページ

第一種衛生管理者のまとめを見る合格率の推移・試験日程・受験料・難易度合格率46.8%(全国の合計 2025年度)

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出典