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電験三種

電験三種は独学でも受けられる。4科目と科目合格のしくみ、勉強時間の目安は500〜1,500時間、CBTと筆記の選び方【公式データと講座各社の目安】

資格の虎編集部・公開 2026/11/03

電験三種資格の虎

電験三種は独学でも受けられる

電気技術者試験センターの発表から

  • 結論: 独学でも受けられる。4科目を何回かに分けて受けることもできる
  • 電験三種の基本
  • 4科目で何を学ぶか

この記事の結論

2026年度上期の合格率

12.8%

勉強時間の目安

500〜1,500時間

科目合格の免除

最大で連続5回

合格率と科目合格の扱いは電気技術者試験センターの発表。勉強時間はユーキャン・アガルート・キャリカレの公開ページの目安

  • 受験資格はなく、実務経験も講座も要らない。理論・電力・機械・法規の4科目すべてに合格すると合格。一部の科目だけ合格した「科目合格」は、申請すれば最大で連続5回までその科目が免除になる。
  • 勉強時間の目安は約1,000時間とするサイトが多く、幅は500〜1,500時間ほど。2026年度上期の合格率は12.8%。
  • 2026年度下期の申し込みは11月9日〜26日。CBT 方式は2027年2月4日〜28日、筆記方式は3月21日。11月4日に始めて2月28日までに1,000時間なら1日約8.6時間(当サイトの計算)。
電験三種難易度4.6合格率 12.8%次の試験 2027年2月4日まとめを見る ›

1. 結論: 独学でも受けられる。4科目を何回かに分けて受けることもできる

電験三種(第三種電気主任技術者試験)は、ビルや工場などの電気の設備が安全に動くよう監督する「電気主任技術者」の国家資格です。受験資格はなく、実務経験も要りません。講座を受けることも条件ではないので、独学で合格を目指せます。

ただし、勉強時間の目安は長く、約1,000時間とするサイトが多い試験です。4科目に分かれていて、一部の科目だけ合格した分は、次の回から免除を申請できます(科目合格)。このしくみを知っておくと、計画を立てやすくなります。

なお、電気技術者試験センターの発表には、独学か講座かで分けた合格率はありません。

2. 電験三種の基本

項目内容
主催電気技術者試験センター(国家試験)
受験資格なし(誰でも受けられる。実務経験も要らない)
試験の回数年2回(上期・下期)
試験科目理論・電力・機械・法規の4科目
試験時間理論・電力・機械は各90分、法規は65分
出題5つの答えから1つを選ぶ問題(五肢択一)。理論・電力・機械はA問題14題・B問題3題、法規はA問題10題・B問題3題
合格基準各科目60点が原則(試験の難しさで調整することがある)。4科目すべてに合格すると試験に合格
受験手数料7,700円(インターネット申込み。書面は8,100円。非課税)

3. 4科目で何を学ぶか

電気技術者試験センターの「試験の概要」に書かれている内容です。

科目内容
理論電気理論、電子理論、電気計測・電子計測
電力発電所・蓄電所・変電所の設計と運転、送電・配電線路(屋内配線を含む)の設計と運用、電気材料
機械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス、電力システムの情報伝送・処理
法規保安に関する電気法規と電気施設管理

パワーエレクトロニクスは、半導体を使って電気の形(電圧や周波数など)を変える技術のことです。

4. 科目合格のしくみ

  • 4科目は科目ごとに合否が決まります。
  • 一部の科目だけ合格したときは「科目合格」になります。申請すれば、最初に合格した試験から最大で連続5回まで、その科目の試験が免除されます。
  • 免除は自動ではありません。申し込みのときに、合格証明書番号を使って申請します。

試験は年2回なので、何回かに分けて4科目をそろえる受け方もできます。

5. 合格率と難易度

電気技術者試験センターの発表では、4科目すべてに合格した人の割合(CBT 方式と筆記方式の合計)は次のとおりです。

2026年度 上期

受験者
25,127人
合格者
3,223人
合格率
12.8%

2025年度 下期

受験者
24,176人
合格者
3,164人
合格率
13.1%

2025年度 上期

受験者
24,766人
合格者
3,201人
合格率
12.9%

当サイトの難易度は、どの資格も合格率だけから同じ式で出しています(星の数 = 1 + 4 ×(90 − 合格率)÷ 85)。電験三種は、2026年度上期の合格率12.8%から、5点中4.6 です(当サイトの計算)。これまでの推移は電験三種の合格率の記事にまとめています。

6. 独学だとどのくらい時間がかかるか

勉強時間に公式の数字はありません。講座各社が公開している目安は次のとおりです(2026年11月1日に各ページで確認)。

サイト書かれている目安
ユーキャン「最低でも1,000時間程度(毎日3時間で9カ月~1年程度)」「初学者は1,500時間程度」
アガルート「約1,000時間(毎日3時間で約11か月〜1年)」「理系出身者・電気関係の実務経験者は約500時間で合格を目指せることも」
資格のキャリカレ「約1,000時間(1日3時間で約1年)。800時間で済む人もいれば1,500時間ほど必要な人もいる」

3社とも約1,000時間を目安にしています。理系の出身や電気の実務経験があると短くなり(約500時間)、初学者は1,500時間ほどとするサイトもあります。

7. CBT 方式と筆記方式の選び方

CBT 方式は、テストセンターのパソコンで答える受け方です。申し込みのときに、CBT 方式か筆記方式かを選びます。

試験日

CBT 方式
約25日間の中から自分で予約
筆記方式
決まった日曜日に全国一斉

会場

CBT 方式
47都道府県のテストセンターから自分で選ぶ
筆記方式
申し込みで選んだ試験地の会場(会場は選べない)

解き方

CBT 方式
パソコンで選ぶ
筆記方式
マークシートに記入

得点

CBT 方式
試験の終わりに画面に出る(合否は出ない)
筆記方式
試験日から約2週間後の正午からマイページで

試験問題

CBT 方式
公表しない
筆記方式
試験の後に公表

受験料・合格の扱い

CBT 方式
同じ
筆記方式
同じ

選ぶときの目安です。

  • 自分の都合のよい日・近い会場で受けたいなら CBT 方式。2026年度下期は2月4日〜28日の中から選べます。
  • 勉強の日数を少しでも長く取りたいなら筆記方式。2026年度下期は3月21日で、CBT 方式の最終日より3週間ほど後です。
  • 出題の形(五肢択一)と受験料、合格の扱いはどちらも同じです。

8. 2026年度下期(2027年2月・3月)の日程

やること日程
申し込み2026年11月9日(月)10時~11月26日(木)17時
CBT 方式の会場・日時の予約2026年12月7日~2027年1月7日
CBT 方式の試験2027年2月4日(木)~2月28日(日)
筆記方式の試験2027年3月21日(日)

CBT 方式を選んだ人は、申し込みの後、予約の期間内にマイページで会場と日時を予約します。予約しないと受けられません。

9. 1日の勉強時間の目安(当サイトの計算)

2026年11月4日に始めた場合、試験の前日までの日数と、1日に必要な勉強時間は次のとおりです(毎日同じ時間勉強した場合)。

CBT 方式の初日(2月4日)

前日までの日数
92日
500時間
1日約5.4時間
1,000時間
1日約10.9時間

CBT 方式の最終日(2月28日)

前日までの日数
116日
500時間
1日約4.3時間
1,000時間
1日約8.6時間

筆記方式(3月21日)

前日までの日数
137日
500時間
1日約3.6時間
1,000時間
1日約7.3時間
  • 講座各社の目安「毎日3時間」で1,000時間なら、11月4日に始めて終わるのは2027年10月3日ごろです。
  • 4科目を一度にそろえるのが難しいときは、科目合格のしくみで、今回は一部の科目を受けて、残りを次の回以降に回す計画も立てられます。
  • どの数字も、上の勉強時間の目安を日数で割った当サイトの計算です。2027年度の日程は、電気技術者試験センターの発表で確かめてください。

10. 講座を使うかの考え方

  • 電気の計算を初めて学び、一人で4科目の範囲を整理するのが不安なら、講座も選択肢です。
  • 1日に取れる勉強時間が短く、どの科目から受けるかの計画を一人で立てるのが難しいなら、講座も選択肢です。

11. 関連ページ

電験三種のまとめを見る合格率の推移・試験日程・受験料・難易度合格率12.8%(試験 2026年度 上期)

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出典