電気・設備
電験三種ってどんな資格?
はじめての人向けに、やさしく説明します
ひとことで言うと
ビルや工場などの電気の設備が安全に動くように、見守り・監督をする「電気主任技術者」の国家資格です。
どんなときに役に立つ?
- ビルや工場など、決まった電気の設備を持つ会社は、電気主任技術者の免状を持つ人の中から「電気主任技術者」を選ぶことが法律で決まっています
- 第三種の免状があると、電圧5万ボルト未満の設備(出力5,000キロワット以上の発電所を除く)で、電気主任技術者として保安の監督ができます
- 免状を取ったあと、電圧1万ボルト以上の設備で5年以上の保安の監督の経験を積むと、第二種電気主任技術者の資格を得られます
- 免状を取ったあと5年以上の保安の監督の経験を積むと、都道府県知事の認定を受けて第一種電気工事士の資格も得られます
こんな人に向いています
- ビル・工場・発電所などの電気設備の仕事をしている人・これから働きたい人
- 電気の理論や計算の勉強が好きな人
- 何回かに分けて、じっくり資格を目指したい人
試験をひとことで
| だれが受けられる? | 受験資格はなく、年齢・学歴・経験に関係なく誰でも |
|---|---|
| いつ? | 年に2回(上期・下期)。パソコンで受ける CBT 方式(約25日間の中から会場と日時を予約)か、紙の筆記方式(決まった日曜日に全国一斉)を選べる |
| どんな問題? | 理論・電力・機械・法規の4科目。どれも5つの答えから1つを選ぶ問題(理論・電力・機械は各90分、法規は65分)。各科目60点が目安で、4科目すべてに合格すると試験に合格。一部の科目だけ合格した「科目合格」は、申請すれば最大で連続5回までその科目が免除される |
| むずかしさ | 合格するのは8人に1人くらい(試験 2026年度 上期の合格率 12.8%) |
| お金 | 受験料 7,700円(インターネット申込み。書面は8,100円。非課税) |
| 勉強の目安 | 500〜1,500時間(約1,000時間(毎日3時間で1年ほど)とするサイトが多い。理系の出身や電気の実務経験がある人は約500時間に短くなり、初学者や文系の人は1,500時間ほど見ておくと安心。科目合格の制度を使って数回に分けて受ける人もいる) |
合格までの流れ
- ① 上期は5〜6月・下期は11月電気技術者試験センターのマイページで申し込み、CBT 方式か筆記方式かを選ぶ。CBT 方式の人は、決められた期間内に会場と日時も予約する(予約しないと受けられない)
- ② 上期は7〜8月・下期は2〜3月試験を受ける(CBT 方式は上期7〜8月・下期2月。筆記方式は上期8月・下期3月の日曜日)
- ③ 試験の約2週間後から結果を確かめる。落ちた科目があっても、合格した科目は次から免除を申請できる(申し込みのたびに申請が必要)
- ④ 4科目そろって合格したら試験結果の通知と一緒に届く免状交付申請書を、試験センターに出す。およそ2か月で経済産業大臣の免状が届く
よく出てくる言葉
- 電気主任技術者
- ビルや工場などの電気の設備について、工事・点検・運転が安全に行われるよう監督する責任者
- 保安の監督
- 電気の事故が起きないように、設備の状態や作業を見守り、指示すること
- 科目合格
- 4科目のうち一部だけ合格したこと。その科目は、次から最大で連続5回まで受けなくてよくなる
- CBT 方式
- テストセンターのパソコンで答える受け方。決められた期間の中から、会場と日時を自分で選んで予約する
もっとくわしく
出典: 電気技術者試験センター「第三種電気主任技術者試験の試験結果と推移」、電気技術者試験センター「令和8年度第三種電気主任技術者上期試験の結果について」、電気技術者試験センター「令和7年度第三種電気主任技術者下期試験の結果について」ほか(電験三種のデータのページと同じ)。数字は2026/11/01に確かめたものです。