法律・ビジネス
中小企業診断士ってどんな資格?
はじめての人向けに、やさしく説明します
ひとことで言うと
中小企業の今の様子を調べて、経営の悩みに助言をする専門家の国家資格です。国(経済産業大臣)が登録します。
どんなときに役に立つ?
- 中小企業の経営の課題について、会社の今の状態を調べたうえで、これからの進め方を助言するのが主な仕事です
- 会社と役所・銀行などをつなぐ役や、国の中小企業向けの支援のしくみを使う手助けもする、と主催団体は説明しています
- 会社のお金・売り方・お店の運営・法律・情報システムなど、経営の知識を広く学べます
こんな人に向いています
- 会社の経営や、お客さまの会社への助言に関わる仕事をしている人
- 経営の知識を広くまとめて学びたい人
- 何年かかけて、段階を追って試験に取り組める人
試験をひとことで
| だれが受けられる? | 第1次試験は年齢・学歴に関係なく誰でも。第2次試験は、その年か前の年の第1次試験に合格した人など |
|---|---|
| いつ? | 年に1回。第1次試験は8月の土日の2日間、第2次試験は10月の日曜日 |
| どんな問題? | 2段階の試験。第1次試験は7科目で、答えを選ぶマークシートの問題。第2次試験は、中小企業の例(事例)を読んで文章で答える筆記試験が4科目。2026年度から第2次試験の面接(口述試験)はなくなった |
| むずかしさ | 合格するのは5〜6人に1人くらい(第2次試験 2025年度の合格率 17.6%) |
| お金 | 受験料 第1次試験17,200円・第2次試験15,100円(非課税) |
| 勉強の目安 | 約1,000時間(1次試験(7科目)と2次試験(記述式の事例4科目)を合わせて、初めて学ぶ人が1次・2次とも合格するまでの目安です。内訳はおおむね1次が700〜1,000時間、2次が200〜400時間とされています。範囲が広く難しい「財務・会計」「企業経営理論」や、苦手な科目があると長くなりがちです。1年で合格を目指すなら週20時間ほど、2年かけるなら週10時間ほどが目安とされています。科目合格や他の資格による科目免除を使える人は、そのぶん短くなります。) |
合格までの流れ
- ① 4月下旬〜5月インターネットで第1次試験に申し込む
- ② 8月第1次試験(2日間・7科目)を受ける
- ③ 第1次試験の合格後9月にインターネットで第2次試験に申し込む
- ④ 10月第2次試験(4つの事例の筆記)を受ける
- ⑤ 翌年1月第2次試験の合格発表
- ⑥ 合格のあと実務補習を終えるか、診断の実務を15日以上行ったうえで、経済産業大臣の登録を受けると中小企業診断士になれる(登録は5年ごとに更新)
よく出てくる言葉
- 科目合格
- 第1次試験で全体としては不合格でも、60%以上取れた科目は合格扱いになり、申請すれば次の年と次の次の年はその科目を受けなくてよい
- 事例
- ある会社の様子をまとめた文章。第2次試験では、これを読んで会社への助言を書く
- 実務補習
- 第2次試験の合格後に受ける、実際の会社を相手にした診断の練習。これを終えると登録できる
もっとくわしく
出典: 日本中小企業診断士協会連合会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」、日本中小企業診断士協会連合会「令和8年度 中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」、日本中小企業診断士協会連合会「令和7年度 中小企業診断士第1次試験に関する統計資料」ほか(中小企業診断士のデータのページと同じ)。数字は2026/11/01に確かめたものです。