資格の虎

電気・設備

第一種電気工事士ってどんな資格?

はじめての人向けに、やさしく説明します

ひとことで言うと

家やお店の配線工事に加えて、小さなビルや工場などの電気設備の工事もできるようになる国家資格です。

どんなときに役に立つ?

  • 最大電力500kW未満の小さなビルや工場などの電気設備(自家用電気工作物)の工事は、第一種電気工事士でないとできません(ネオン工事と非常用の発電装置の工事は別の資格が必要)
  • 一般の家やお店の配線工事(第二種でできる工事)も、もちろんできます
  • 最大電力500kW未満の工場やビルなどでは、国(産業保安監督部長)の許可があれば、第一種電気工事士が電気の保安の責任者(許可主任技術者)になれます
  • 一度取れば資格に有効期限はなく、更新もいりません

こんな人に向いています

  • ビルや工場の電気工事・設備の仕事をしている人
  • 第二種電気工事士を持っていて、工事できる範囲を広げたい人
  • 電気工事の実務経験を積んでいる人・これから積む人

試験をひとことで

だれが受けられる?受験資格はなく誰でも受けられる。ただし免状をもらうには、試験の合格に加えて電気工事の実務経験3年以上が必要(合格前の経験も数える)
いつ?年に2回(上期・下期)。上期の学科試験はパソコンで受ける CBT 方式だけ。下期の学科試験は CBT 方式か紙の筆記方式を選べる。技能試験は土曜
どんな問題?2段階。まず知識を問う「学科試験」(4つの答えから1つを選ぶ問題が50問。140分。60点以上で合格)。合格すると、持っていった工具と配られた材料で、問題の配線を時間内に作る「技能試験」(60分。作品に欠陥がなければ合格)に進める
むずかしさ合格するのは半分以上の人(学科 2025年度の合格率 57.4%)
お金受験料 13,000円(インターネット申込み。書面は14,400円。非課税)
勉強の目安200〜300時間(独学ではおおむね200〜300時間(オンスク.JPでは電気の知識がある人で約200時間、初学者は約250時間以上。SATでは300時間程度)。第二種電気工事士を取った人なら、1日1〜2時間で2〜4か月ほどという目安もあります(オンスク.JP)。)

合格までの流れ

  1. ① 上期は2〜3月・下期は7〜8月電気技術者試験センターのマイページで申し込む。学科を CBT 方式で受ける人は、決められた期間内に会場と日時も予約する
  2. ② 上期は4〜5月・下期は9〜10月学科試験を受ける(下期の筆記方式は10月の日曜日)
  3. ③ 上期は7月・下期は11月学科に合格したら技能試験を受ける。技能に落ちても、次の回と次の次の回は学科が免除になる(申請が必要)
  4. ④ 技能試験のあと技能試験の結果発表(2026年度下期は12月11日の予定)
  5. ⑤ 合格のあと電気工事の実務経験が3年以上になったら、住んでいる都道府県の知事に申請して免状をもらう

よく出てくる言葉

自家用電気工作物
ビルや工場などにある、一般の家やお店より大きな電気の設備。第一種は、このうち最大電力500kW未満のものの工事ができる
CBT 方式
テストセンターのパソコンで答える受け方。決められた期間の中から、会場と日時を自分で選んで予約する
技能試験
実際に電線や器具をつないで、問題の図のとおりに配線を作る試験
実務経験
仕事として実際に電気工事をした経験。第一種は、これが3年以上ないと免状をもらえない

もっとくわしく

出典: 電気技術者試験センター「第一種電気工事士試験の試験結果と推移」、電気技術者試験センター「令和8年度第一種電気工事士上期技能試験の結果について」、電気技術者試験センター「令和8年度第一種電気工事士上期学科試験の結果について」ほか(第一種電気工事士のデータのページと同じ)。数字は2026/11/01に確かめたものです。