法律・ビジネス
社労士ってどんな資格?
はじめての人向けに、やさしく説明します
ひとことで言うと
会社で働く人の決まり(働く時間・お休みなど)や、健康保険・年金などの手続きと相談を仕事にする人の国家資格です。
どんなときに役に立つ?
- 働くことや社会保険の法律にもとづく申請書・帳簿を作ったり、申請書を出す手続きを代わりに行ったりする仕事は、社労士でない人が頼まれてお金をもらって行ってはいけないと法律で決まっています
- 会社の人事や総務の仕事で、働く人の決まりや保険の手続きの知識を使えます
こんな人に向いています
- 会社の人事・総務・給料の計算などの仕事をしている人
- 働く人の決まりや、健康保険・年金のしくみをきちんと知りたい人
- 受験資格(学歴・実務経験など)がある人
試験をひとことで
| だれが受けられる? | 次のどれか1つが必要。大学で一般教養の科目を終えた人や短大・高専を卒業した人などの学歴、働く人の保険の事務などの仕事を3年以上した経験、行政書士となる資格を持っている人など |
|---|---|
| いつ? | 年に1回、8月の日曜日(午前に選択式、午後に択一式) |
| どんな問題? | 会場で受ける筆記試験。言葉を選んで文の空いたところを埋める「選択式」8問と、答えを1つ選ぶ「択一式」70問。全体の点数だけでなく、科目ごとにも決まった点を取る必要がある |
| むずかしさ | 合格するのは10〜11人に1人くらい(本試験 2026年度(第58回)の合格率 9.3%) |
| お金 | 受験料 15,000円(非課税) |
| 勉強の目安 | 500〜1,000時間以上(法律の勉強が初めての人が、独学でゼロから始める場合は800〜1,000時間ほど(1,000時間以上とする講座もある)が目安です。通信講座などで出るところに絞って学ぶと500〜700時間ほどに縮められる、と講座の会社は書いています。範囲が広く、何回か受けて合格する人も多いので、受け直すほど合計の時間は長くなります。) |
合格までの流れ
- ① 4月中旬〜5月末受験資格の証明書をそろえて、インターネットか郵送で申し込む
- ② 5〜8月勉強する
- ③ 8月全国19都道府県の会場で試験を受ける
- ④ 10月上旬合格発表
- ⑤ 合格のあと働く人の保険の事務などを2年以上した人か、国が決めた講習を終えた人が、全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録すると社労士になれる(合格しただけでは社労士ではない)
よく出てくる言葉
- 社会保険
- 病気・けが・年をとったとき・仕事を失ったときなどに備える、国のしくみの保険。健康保険・年金・雇用保険など
- 選択式
- 文の中の空いたところに入る言葉を、いくつかの候補から選ぶ問題
- 択一式
- いくつかの答えの中から、正しいもの(または誤っているもの)を1つ選ぶ問題
- 基準点
- 科目ごとに最低限取らなければならない点数。全体の点数が足りていても、1科目でも下回ると不合格になる
もっとくわしく
出典: 厚生労働省「第58回社会保険労務士試験の合格者発表」、社会保険労務士試験センター「社会保険労務士試験の合格者の発表について」(第58回)、社会保険労務士試験センター「第58回社会保険労務士試験の合格基準及び正答」ほか(社労士のデータのページと同じ)。数字は2026/11/01に確かめたものです。